セカンドライフを充実させるための知識を身につけたシニア向けの講師・相談員の育成をめざす「セカンドライフアドバイザー」をご存じでしょうか。
中高年世代がこの不透明な時代を生き抜くためにぜひとも知っておきたい知識分野は、いくつもあります。
そのなかで特に身につけておきたいものとしては、やはり「年金」「保険(国保・健保)」といった社会保障に関わる分野をはじめとして、親や自分の将来に関わる「介護」「相続」、そしてそれらに派生する「税金」「(退職金など)資産運用」にかかわる分野になるでしょう。
これらの分野について基礎となる正しい知識を身につけておくと、より実際的・専門的な対応をいざ迫られたときに、どう行動するのがよいのか・誰に相談するのがよいのかについて、正しい方向感をもって素早く行動することができるはずです。
しかし対応範囲が広すぎて、いったいどこから手をつけてよいのかわからない...といった方は、まずはNPOアクティブ・シニア・クラブが主催するこの「セカンドライフアドバイザー養成講座」にチャレンジしてはどうでしょうか。
「セカンドライフアドバイザー養成講座」では「公的保険」「年金」「介護」「相続」「資産運用」「生きがい」の六テーマについて、試験前に2日間の養成講座を受講してもらうことにより、それぞれの分野の専門知識を効率よく学ぶことができます。
認定講座に出席するだけで受験しなくてもよく、認定講座を受講するだけでもセカンドライフのための相当量の知識が身につくことでしょう。
セカンドライフアドバイザー養成講座は、一日だけの受講も可能です(その場合は認定試験の受験はできません)。
主催のNPOアクティブ・シニア・クラブは、社会保険労務士・行政書士・弁護士・司法書士・税理士・FPなどの専門家らが参加し、中高年層を中心とした一般市民を対象として再就職・起業・生涯生活設計・趣味およびボランティア活動に関する支援事業を行っている、特定非営利活動法人です。
中高年におすすめしたい資格(6)~「定年力検定」 でご紹介した「定年力検定」とあわせて勉強すると、相乗効果が期待できるでしょう。
いずれの資格も、就職などでアピールのためのものというよりは、人生に応用しやすい実用的な知識の取得を目的としたものですが、血肉となった知識が今後の人生のさまざまな側面で役にたつことは、大いに期待できそうです。
・セカンドライフアドバイザー養成講座
【試験日】 年1回(平成24年養成講座は3月に実施)
【受験資格】 なし
【実施機関・問いあわせ先】 NPOアクティブ・シニア・クラブ