国家資格から民間資格にいたるまで数千もの資格が存在するいま、狙い目の資格や収入アップにつながる資格があるのか?と問われれば、注意深く探したなら、なにかしら見つかるのかもしれません。
しかし、あなたがそれを見つけ出せるかどうかとなると話が別ですし、仮にできたにせよ、それはいわゆる「結果論」であとでなんとでも言えることです。
現時点では、あなたがあとで振り返って「あ~、あのときに、この資格をとっておいてよかった」と思えそうかどうかについて、あれこれ予想しているに過ぎません。

中高年にとってこれから「有望」ではないかと見込める資格を、当サイト管理人の個人的おすすめとしてご紹介していく予定ですが、その前にどういう意味あいで「有望」と言っているかについて、少し説明を加えておきます。
あらかじめ言っておくなら、今後ご紹介するような数々の資格をとったところで、ほとんどの場合勤務先での給料が大幅アップするわけでも、あるいは社会的評価が急にアップするわけでもない、くらいに構えていたほうがよいでしょう。
はっきりさせてしまえば、今のご時世、資格をひとつとったくらいで収入面その他が劇的に変わることを期待するほうに無理があります。
たいていの場合、せいぜいなにがしかの資格手当が加算されたらラッキー、くらいなものでしょう。
むろん、世間的に評価の高い難関資格をたいへんな苦労の末に取得したことで、人生が一変する確率がゼロだとはいいませんし、なかには資格取得をきっかけにして大きな成功をおさめる方もいるでしょう。
しかし、これまで世の中を自分なりの才覚でわたってきた中高年の方ならば、「他人にできたなら、自分にもできる」とナイーブに信じ実行して成功するケースはそう多くないことくらい、よくおわかりのことでしょう。
資格の取得で成功したと称する人間が語る「資格の価値」は、その成功方程式をあなたに適用しようとした瞬間に、誰もが予想しがたい異質のものに変化するのです。
さらに言えば、現在のあなたがおかれている状況(生活環境・職業・家族環境・経済状況など)に照らしてある資格が取得に値するものかどうかについてなど、結局はあなたにしかわからない世界です。
個々人が抱えるファクターをろくに考慮要素に入れることなく、外から「これがあなたに適した資格ですよ」とおすすめするのは無謀なことですし、そのアドバイスをそのまま受け入れて、ローンを組んで資格予備校への入学手続きなどしてしまうのは、さらに無茶な行為と言わざるを得ません。
資格取得でこれからの人生で新たな光明が見いだせるかもしれないと期待を抱いていたにもかかわらず、逆にまったく正反対の方向に向かってしまうリスクだって、もちろんあるわけです。
そして何が起ころうと、「その資格に決めたあなたの判断にもとづく自己責任」で、話は終わってしまうわけです(もちろん大成功した場合は、その判断を下したあなたが素晴らしかったという、全面的賞賛になりますが(笑))。
こう考えてくると、世間で喧伝される「注目資格・難関資格を取って成功した」とする数々の事例に対して、どこかしらうさんくさい・危険な匂いをかぎとるあなたの嗅覚こそ、むしろ正常に機能しているというべきでしょう。
ところで、いわゆる「世間的評価の高い資格」は、あくまで世の求めるニーズへの一致度合いが「現時点で」比較的高い資格というだけのことで、今後そうでなくなる可能性もまた、大いにあります。
いま、資格学校や通信講座の企業が、街中で無料の資格情報誌をたくさん配っていますね。
それらを一冊持ち帰って本棚にしまっておき、たとえば5年後にひっぱりだして両方を比べてみると、なかなか面白いかもしれません。
おそらくはわずか5年で、大きく誌面を割いていた注目資格・オススメ資格が、ずいぶんと様変わりしていることに、気づかれるでしょう。
また、中高年として日々の生活がほぼ固まっている今のあなたにとって、いわゆる「世間的評価の高い資格」が自分にとって最適の資格・ぴったりフィットする資格であるとは、なかなか言いがたいのではないでしょうか。
世間で有望な資格・評価の高い資格のメニューだけをみてそのなかから選ぼうとするやり方は、良くないとまでは言いませんが、それは少なくとも「資格取得後のあなたの人生を、世間的評価に対してあわせようとする」やり方であるとは言えそうです。
上で述べたように、「あわせようとする世間のモノサシ(資格に対する社会的評価)そのものが、変わるもの・移ろうものである」ことは、よく踏まえておく必要があるでしょう。
資格にあなたの人生をあわせたなら、あなたのライフプランは、それによる影響を大なり小なり受けることになります。
しかし、資格のほうをあなたの人生にあわせて選んだなら、もし資格がとれなくても、あるいは取得後にその資格を死蔵させることになったとしても、人生の真ん中と後半期を生きようとする中高年世代のあなたの人生の要所で、資格取得のために得た知識が活かされる場面が必ずでてくるはずなのです。
そしてそれは、あるときは日々の瞬間に、またあるときは比較的長い間、「あなたの人生を豊かにするためのスパイス」としての役目を果たしてくれるのです。
これからの中高年世代が資格取得を考えるときは、むしろそのような心持ちで資格と向き合うほうが、精神衛生上もまたよいのではないのでしょうか。
そういった人生の彩りを豊かにするスパイスとしての価値が高いと見込まれる資格を、当サイトでは「有望な資格」と位置づけ、今後ご紹介してまいります。