百年に一度といわれる金融危機をなんとかやり過ごし、経済情勢の悪化も底を打ったのでは...とささやかれる昨今ですが、一万円前後をウロウロする日経平均などが示すとおり、金融・株式市場の本格的回復にはまだほど遠い状況です。
この先、デフレ基調が長く続くと仮定するなら、老後を考えた虎の子の手元資金の投資・運用はどうしたらいいのか。
また消費するにしても、どういうお金の使い方をしたらよいのか。
うっかり油断すると、「元本保証で高金利!」などと声高に宣伝する、不透明な時代に暗躍しがちな怪しげな投資話や金融商品勧誘のえじきにもなりかねません。
かといって、金融機関への就職を考えるならともかく、ごく普通の生活をおくりながらも諸事なにかと忙しい中高年世代にとって、細かく専門的なフィナンシャル・プランニングの知識習得までは必要ないでしょう。
生活をとりまくマネー・金融関連情報の取扱いについては、基本的・全般的な金融知識をまずは身につけて、そのうえで自分や家族の老後の資産運用など、自分が必要と思うテーマに関しての勉強を、個別に深めていけばよいでしょう。
自分自身でプロ並みの知識を苦労して学び取るより、必須とされる金融常識を身につけたうえで、正しい方向感を読み取る力と、適切な専門家に相談できる力を身につけるようにしたいものです。
生活をとりまくマネーにかかわる常識を磨くために適した民間資格を、ふたつご紹介します。
●マネーと生活設計力検定
CFPやAFPなど、世界的なフィナンシャル・プランナー資格を認定する日本ファイナンシャル・プランナーズ(FP)協会が主催する、日常生活の設計を考えるうえで必要なマネーにかかわる知識を、「消費生活」「税金」「保険」「貯蓄・投資」「ライフプラン」の分野別に試す試験です。
試験は50問の四肢択一式で、受験資格は特にありません。
試験はホームページ上で受験でき、100点満点中80点以上で合格となります。
各分野にわたって、おさえておきたいマネーの基本常識を手広くカバーしており、金融知識ならある程度備えていると自負されている方でも、さまざまな「マネー全般にかかわる新しい気づき」が得られる内容となっています。
お試し問題が掲載されていますので、先にどのような問題が出題されるのかをチェックしてみましょう。
公式テキストを勉強していくことが、受験にあたっての最短距離となりますが、この公式テキストには、2008年1月に実施した第一回検定の問題と解答・解説も掲載されています。
マネーと生活設計力検定 (公式テキストのご案内)
マネーと生活設計力検定(お試し問題)
受験後に「マネーと生活設計力診断シート」が送られてきますが、ここでは点数や総合順位など成績にかかわるデータ以外にも、上であげた5分野別にレベル判定が成されます。
これで自分の弱い分野を確認したうえで、その分野の知識の強化に努める...といった使い方もできます。
ある程度自信がついたところで再度受験して、どれくらいその分野の実力がアップしたかを再チェックするのもよいでしょう。
マネーと生活設計力検定 (診断シート事例)
・マネーと生活設計力検定
【試験日】 年一回随時(開催予定期間はホームページ上で発表)
【受験資格】 なし
【問いあわせ先】 日本FP協会
●マネーマネジメント検定
財団法人日本余暇文化振興会が監修・認定し、金融学習協会が主催する、貯金・家計管理や資産形成などのマネーにかかわる金融常識とスキルが学べる資格。
お金の判断基準の獲得を狙いとする「2級」、リスク管理や資産形成に活きる知識・実践法を得ることを目指す「1級」、そして1級有資格者を対象にお金の管理方法や正しい考え方を教授できる知識・スキルを身につけるための「コーチ認定講座」(コーチ資格は一年ごとの更新)があります。
全国の書店で販売される公式テキストに2級問題が掲載されており、この解答を送付して、40問以上正答すると2級合格(2級登録番号の取得)となります。
マネーマネジメント検定2級 公式ガイドブック
1級は、16時間分のカリキュラムからなる講座を学習した方が受験できます。
受講は年に二回東京・大阪で開催される「通学講座」か、自宅でのDVDによる「通信講座」かのどちらかを選べます。
講義の模様は、以下ページ掲載の動画でも、確認することができます。
マネーマネジメント検定 1級認定講座(動画説明付)
まずはテキストで2級の範囲を勉強し、テキスト附属の試験問題を解答・送付し2級の合格認定を得て、この検定の性格を理解してから、さらなるステップアップを検討していくとよいでしょう。
・マネーマネジメント検定
【試験日・受験資格】 「講座案内」を参照
【合格率】 非公表
【問いあわせ先】 金融学習協会
