人生を折り返しつつある中高年世代、これまでの社会経験から物の見方や考え方もそれなりに出来上がり、「自分はこれ以外の生き方は出来そうにもない」と半ばギブアップしつつある方も、少なくないのではないでしょうか?
そりゃあ現実の生活、まして家族もいるとなれば、そうそう冒険もできませんよね。
しかし発想がこり固まりつつある中高年世代としては、たまにはウンウンうなりながら、脳に汗をかく作業に没頭するのも良いのではないでしょうか?
「日本謎解き能力検定(謎検)」をご紹介します。
「謎検?はじめて聞いた資格試験だぞ」という方も、多いのではないでしょうか。
「謎検」は日本謎解き能力検定協会(株式会社SCRAP)が主催する、「与えられた問題にさまざまな角度からアプローチを試み、解にたどり着く力」を養い、謎を解くための創造性がどれくらいあるかを測る、民間の資格試験です。
年に1回インターネット上で開催され、すでに第3回試験が終了(2018年5月現在)しています。第2回の受験者数は3,695人、全国平均点は63点で、3級の合格者がもっとも多くなっています。
謎検とは?
謎検 過去の結果
「謎検」とは、どのような資格なのでしょうか?以下の「お試し受験」と「練習謎」のコーナーに、ぜひチャレンジしてみて下さい。
謎検 無料お試し受験コーナー
練習謎
中高年のあなたが初めて挑戦するなら、「ただの1問すら正解できない」可能性も、大いにあると思います(実は、筆者がそうでした!)。
社会的な常識や因習にがんじがらめの中高年世代にとっては、いったい何を問われているのかすら、よくわからないかもしれません。
そのような方はお試し受験の終了後に、解答と問題をじっくりと突き合わせてみましょう。
試験後は登録したマイページから、合否と総合得点・ランキングのみならず、あなたのと「5つの謎解き力」を個別に分析して、どこが強くてどこが弱いのかをチャート図で示してくれます。
自分がいかにこり固まった物の見方しかできなくなっているのか、若い頃に持ち合わせていたであろう「生き生きとした柔軟な発想力」がどれほど失われてしまったのかを、しみじみと思い知ることでしょう。
もちろんこの「謎検」、いつの日か1~2級に合格する実力を得たとしても、給料やポジションがアップするなどの目に見える具体的・直接的な恩恵は、とても得られそうにありません。
しかし「謎検」に挑んだ後のあなたは、それ以前のあなたとは発想力や物の見方、目の前に立ちはだかる人生の諸問題への取り組み方が、確実に変わってくるはずです。
これまで解決方法が見当たらない、もしくは一つしかないと思っていた人生後半の難題を、思いもよらない方向からあれこれといじくり回し、別の攻め方をしてみよう…と挑む元気も、きっと出てくるでしょう。
それはひょっとしたら、日々同じような仕事・生活サイクルに追われ、いつの間にか考えることも少なくなっている中高年世代のあなたにとって、何よりも必要なパワーなのかもしれませんよ。
それにしても「謎検」とは、良いタイトルです。
そう、もともとは私たちの人生も、「一瞬先は闇」で、謎に満ちたものであったはず。私たちはいつ頃から、「明日も、今日と同じ一日に決まっている」と思い込むようになったのでしょう?
中高年の人生を生きるあなたや私にとっては、「謎」にあふれた明日を求める気力こそが、まず何よりも身につけるべき能力なのかもしれませんね。
受験対策としてまずは、参考図書として用意されている「謎検 公式過去問集」を入手して、1問ずつじっくり取り組むところからスタートしましょう。
謎検 受験参考図書
すぐに答えを見ずに、脳にジットリと汗をかくつもりで、あぁでもないこうでもないと目の前の問題をこねくり回すところから始めましょう。
もちろん本番の試験こそ時間制限はありますが、対策の勉強中は気にする必要もありません。
長い年月でこり固まってしまった発想力をふたたび蘇らせるには、かなりの時間を必要とするはずです。
ある程度問題が解けそうなメドがついた段階で、はじめて受験を申し込めばよいのです。
何日もかかってようやく1問を解くなんて、ゼイタクな感じで良いではありませんか?
とりわけ、前述の「お試し受験」にまったく歯の立たなかった中高年のみなさん!
再び生き生きとした発想力をよみがえらせるために、取り組む価値のある資格として、この「謎検」をおススメいたします。
・「日本謎解き能力検定(謎検)」
【試験日】 5月(2018年第3回実績)
【受験資格】 特に無し
【合格率】 総合得点に応じた、絶対評価による資格(1~8級)
【問いあわせ先】 日本謎解き能力検定協会 / 株式会社SCRAP