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中高年におすすめしたい資格(7)~「登録販売者」「薬学検定試験」


改正薬事法(「薬事法の一部を改正する法律」)が2009年6月から施行されていることは、ご存じの方も多いでしょう。

それではこの改正薬事法によって、「登録販売者制度が創設されたことはご存じでしょうか。


改正薬事法によって、薬局などで自由に買える一般用医薬品が、特にリスクの高い「第一類」から、リスクの比較的低い「第三類」まで三つに分類され、第二類・第三類の医薬品であれば、薬剤師でなくても、この「登録販売者」がいるコンビニなどで販売できるようになりました。


したがって、改正薬事法の施行後は、医薬品の品揃えが増えるコンビニやスーパーが今後どんどん増えてくるだろう...と、見込まれているわけです。


また第一類と第二類に属する薬については、インターネットでの販売が規制されることになりました。

ただしネット医薬品事業者らの強い反発もあったため、「薬局が近隣にない離島居住者」と「同じ薬の継続利用者」に限って、2009年6月から2年間は経過措置」として第二類の薬は引き続き通信販売で購入できることになりました。


さて、この「登録販売者制度」、一言でいえば「薬剤師以外の医薬品販売の専門家」をつくることを趣旨として創設された、「都道府県が実施する」資格です。


すでに全国各地で「登録販売者資格試験」が行われており、第1回目の全国平均の合格率は約68%でした。


ただしこの「登録販売者」の資格は、受験資格として「高等学校卒業以上で、一般販売業、薬種商販売業もしくは配置販売業の実務に1年以上従事した者」であることが必要です(他にも薬科大学卒業などの受験資格はありますが、通常の人はこれが、受験への入り口として一番近いはずです)。


したがって、登録販売者の資格をとりたいのであれば、先にドラックストアなどに勤め、薬の販売業に一年以上従事しなくてはならない(具体的には、高卒者なら月に80時間以上、連続して一年間の実務経験)わけです。

非常に高いハードルとまではいかないものの、受験資格を得られない方もなかにはいるでしょう。



ところで、「薬学検定試験(薬検)」という民間資格があることはご存じでしょうか?

ドラックストアでアルバイトをしながら、並行して医薬品の知識を身につけていきたい、あるいはそのような予定がなくとも、医薬品の成分などについて基本的な判断基準となる知識を身につけておきたい...といった方にとって最適なのが、この「薬学検定試験(薬検)」なのです。

とくにこの薬学検定試験の2級・3級は、「登録販売者試験の模擬試験」とみなして臨むこともできるでしょう。


改正薬事法がもたらす影響として、コンビニやスーパーが登録販売者を配置したうえでの大衆薬販売への積極的な進出、またドラックストアの24時間営業化などが指摘されています。

改正薬事法をビジネスチャンスとして、今後の店舗展開をさらに大きく進める計画のドラックストア・チェーンなどもあるようですね。


いまや地方では、ちょっとした大きさの街ではどこでも、ドラックストアやコンビニの存在感が大きくなる一方です。

できれば一日数時間程度、厳しくなる一方の家計の助けにすべく、こういったところで働きたい...と考えている中高年の方も、少なくないことでしょう。


リストラの嵐が日本中に吹き荒れている昨今の状況では、これらの店舗へのパート・アルバイト応募も、かなりの倍率になっていることが珍しくありません。

そういったときに、この「登録販売者」の資格を持っていて、履歴書に書き込めるとしたら、面接時のアピールにもきっと役立つことでしょう。


また登録販売者を受験するためには、薬局やドラッグストアでの一年間の実務経験がネックになります。

登録販売者の資格取得を目指し実務経験を積むための長期アルバイトなどに応募する段階で、この薬学検定の取得をアピールすることもできるでしょう。


登録販売者」「薬学検定」いずれの試験も、現段階では、内容的に手が届かないほど難しいというレベルではない...といわれています。

しかし応募者が急増した場合は、試験内容も難しくなってくる可能性がありますので、取得するならばおそらく早いに越したことはないはずです。


もちろん、「いやいや、ドラックストアで一年も働く予定はないよ...」という方もいるでしょう。

薬学検定の資格は、就職のアピール手段として考えずとも、"自分や家族を守るための生涯使える知恵"としてとらえ、生涯学習・自己研鑽の一環と考えることも、取得目的としてはアリだと思います。

そして薬にかかわる知識武装として考えるなら、「登録販売者」資格まで取得せずとも、この「薬学検定」資格の取得だけで十分でしょう。


高齢化社会の今日、たとえば自分の年老いた両親が、今飲んでいる薬に加えてさらになんらかの薬を必要とするケースなども増えてくるでしょう。

また、ジェネリック医薬品が普及し始めているなか、コンビニやドラックストアで薬を買うときに、この薬は値段は安いけれど、子供のアレルギーは大丈夫か...などと心配に思うケースもいくつかでてくることでしょう。


もちろんそのために登録販売者がお店に配置されることになるわけですが、そうであっても、ある程度自分自身で判断して購入できるようになっておくことは、決して無意味・無駄なことではないはずです。


このあとの私たち自身・そして家族の人生において、薬のお世話になる機会がどれくらい多いかを、ぜひ想像してみてください。


「介護」「病気」「育児」だけでなく、「薬」についての正しい知恵と知識

これはもっていて決して損のない、生涯にわたるあなたの財産になると思いますよ。


登録販売者資格試験

【試験日】          都道府県登録販売者試験情報 をご参照
【受験資格】        登録販売者 @wiki [医薬品販売の資格] をご参照
【合格率(全国平均)】  68.3%(第1回) 64.5%(第2回)
【問いあわせ先】     【最新試験情報】都道府県別 をご参照
                (学校法人三幸学園グループ三幸医療カレッジ 登録販売者受験対策講座 より)


※登録販売者の資格試験については、以下の参考サイトもご参照ください。

               日本医薬品登録販売者協会
               登録販売者試験 受験対策テキスト・教材(日本薬業研修センター)



薬学検定試験

【試験日】         年二回・6月と11月(1~4級)
【受験資格】        なし
【合格率】         1級 64.2% 2級 61.8% 3級 75.8% 4級 76.5%
               (第4回試験結果より。詳しくはこちら
【問いあわせ先】     特定非営利活動法人 日本セルフケア支援薬剤師センター



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